★mission14:彼女を防衛せよ★

「一体、どうなっているわけ?あんたたち、急にこの私をほおって置くなんて!
 てか、何で急にこんな物騒なやつらと喧嘩してるのよっ!」
まくし立てながら早足で2人の元へとやってくる鈴花。

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「おい!鈴花!危ないからこっちくるなよ!」
「は?何が危ないわけ?この私を誰だと思ってるのよ。」
徹の言葉にも聞き耳持たず。まっすぐにこっちに近づいてくる一方だ。
と、男達は方向を変え、鈴花の方を向いて鈴花に向かっていく。
「鈴っ!」
徹がそう叫ぶと同時だった。

ドン!

男3人がたて続けに倒れる音が響き渡る。
「全く、この私に勝てると思っているわけ?誰よあんた達、非常識だわ!」
そして、その横でまくし立てる鈴花がいた。どうやら投げ飛ばした模様。
さすが、人気アクション女優と言われるだけある。その速さ、攻撃力は女性のものとは思えなかった。
「・・・。心配するだけ無駄だったか。」
やれやれというような表情で鈴花を見る徹。
そしてその横では、少し驚いた顔をするセウルがいた。
「っと、セウル!今だ!」
そのタイミングを逃すなというようにセウルに言う徹。
「あ、あぁ・・。」
ふと我にかえったセウルは銃口を男達に向ける。
「デリット!」
鋭い光の塊が男達を包む。
「な、何なの?」
「鈴、ありがとな。これからは危険だから本当に離れとけよ。」
不思議そうな鈴花に言う徹。
「そんな事・・・」
そう言いかけた鈴花は驚いたように目を見開く。
彼女が見たのは狼のような姿へと形状を変えていく黒い光の塊と、それに向かっていくセウル。
・・・目を疑う光景が広がっていた。





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